2025年5月25日から30日にかけて,千葉県の幕張メッセで行われたJpGU Meeting 2025にD2の木戸が参加しました.
JpGU(日本地球惑星科学連合)は,地球惑星科学関連の50学協会および一万人を超える個人会員が参加しており,今回の学会でも幅広い分野の口頭発表・ポスター発表が行われていました.セッションや企業ブースが多くAGU会場と雰囲気が似ており,私がこれまで参加した日本開催の学会の中で最も大規模な学会だと感じました.
木戸は27日午後に行われた「Water and Sediment Dynamics from Land to Oceans」という英語セッションで口頭発表を行いました.また,午前中には「陸域から沿岸域における水・土砂動態」という日本語セッションがありました.これらのセッションでは,陸域から海洋への水や土砂等の移動にフォーカスした研究発表が行われました.
私は山地から流出する土砂の気候変動変化予測に関する発表を行いました.実際によく現地に行く方が多かったのか分かりませんが,今のモデルが考慮できていない実現象についての質問や意見を多くいただきました.自然現象全てを考慮することは難しくても,このような意見に対する自分の考えをもっと深めておく必要があると感じました.
同じセッションでも,都市における氾濫や沿岸の土砂の移動形態,流速や水温の計測方法,流域全体での土砂移動など,幅広い研究発表が行われていました.さらに他のセッションでも,地震による斜面崩壊や岩盤上での土砂に移動などがあり,知識の幅が広がりとても勉強になりました.