2025年3月14日,15日に台湾で開催された流砂勉強会に,D2のChonlada,D1の松尾,木戸,M2のJoyceが参加しました.
昨年沖縄で同じ勉強会が開催され,松尾,木戸は二回目の参加でした.今回初めて海外でこの勉強会が開催されました.
一日目は勉強会でした.ホテルから会場の大学まではみんなで歩いていきました.同じ漢字を使うだけあって何となく意味が分かる文字が多く,街中を歩くのは面白かったです.
勉強会では,先生方は口頭発表,学生はポスター発表でそれぞれの研究成果を発表しました.
口頭発表では台湾から人,日本から人の先生方が発表しました.
台湾は山地からの土砂流出が盛んであるため,砂防分野における研究が盛んである印象を受けました.
ポスター発表では,広大から参加した学生余人ももれなく発表を行いました.発表者に対する聞き手(先生方)が多く,普段の学会ポスター発表より密度の高い発表時間となりました.
勉強会後は成功大学の実験設備を紹介していただきました.水路の種類が多く,実験環境も整っており,見ていてとても面白かったです.特に,山地河川を対象とした水路もあり,普段,現地でしか見られない現象を実験水路スケールで見たり調べたりできるのはうらやましいなと思いました.
その後,大学内で親交会がありました.台湾ビールやおいしそうな料理が並び,日本や台湾の学生だけでなく,多くの国からの留学生とも話すことができ,とても楽しい時間でした.
二日目は現地見学でした.バスで二時間かけて二つの災害現場を見学しました.
一つ目はMingba Kelu Bridgeです.ここは過去に何度も台風が襲い,大規模な土砂流出が起きている場所です.特に,2011年に起きた台風時には,土石流が流路を動かしたことで橋が壊されていました.また,勾配がとにかく急で流されそうなサイズの土砂が多くあり,台湾の土砂流出が多いのも納得できる地形に圧倒されました.
二つ目の現場の行く前にお昼ご飯休憩がありました.驚くほど多くの料理やビールが出てきて,まだ見学箇所が残っていることが信じられませんでした.小籠包みたいな「台湾といえば」と思っていた料理はあまりなく,初めて味わうものが多くありました.めちゃめちゃ美味しいもの,ひとを選ぶもの様々で,海外に来ている醍醐味を味わうことができてよかったです.
二つ目の現場はMiachong Templeです.このお寺の裏側の斜面が大きく崩れましたが,その後の政府の整備計画により,斜面の安定性が大幅に向上したそうです.
ここからはあまり,災害現場は見えませんでしたが,寺院の中を見学することはできました.内装がとにかく豪華で,ドラマやアニメで見たことがあるような雰囲気を感じました.お昼ごはんを山ほど食べたのにおやつに大きい桃饅頭のようなものを出していただきました.台湾出身のJoyceが「これを食べきると幸せになれるんだよ」というので頑張って食べました.味は好きだったので今度はおなかがすいているときに食べたいです.
夜はみんなで近所のナイトマーケットに行きました.昼とはまた違った初めての食べ物ばかりでした.YouTube等で噂に聞いていた臭豆腐は思っていたより臭くなく,むしろ美味しくて驚きでした.
三日目最終日は近所のスーパーや百貨店でお土産を買い,日本に帰国しました.
今回初めて台湾に行きましたが,砂防分野で多くの面白い研究があったり,地形が日本と全然違ったり,ごはんがおいしかったりと,行って良かったです.ぜひまた台湾に行きたいと思います!